2009.1


【ボクは迷いながら戦争に向かう生きにくい世界でボクを襲う危ない性と死の誘惑、愛と命を考える・相対主義フッサールベルグソン

ボクの哲学モドキ・I 1999-2002ボクの哲学モドキ・II 2003-2008相対主義の極北 (ちくま学芸文庫)

フッサール・セレクション (平凡社ライブラリー)

時間と自由 (白水uブックス)

フリーの教科書―生き延びるための読書

フリーの教科書―生き延びるための読書

*1

不況世界緊張は、たちの生活うことでしょう。……我慢してわずにきたけどわせてください。フリー自由らす。フリーランサー社会カナリアです。組織人れるに、卒倒する。める。我々社会前衛です。

はじめに不条理されてフランツ・カフカ「審判」
審判 (岩波文庫)*2

一匹起業悪党になろう
幻滅 ― メディア戦記 上 (バルザック「人間喜劇」セレクション <第4巻>)幻滅―メディア戦記〈下〉 (バルザック「人間喜劇」セレクション)小林信彦60年代日記―1959~1970 (1985年)ぼくたちの近代史 (河出文庫)仁義なき戦い―仁義なき戦い・広島死闘篇・代理戦争・頂上作戦 (幻冬舎アウトロー文庫)悪党パーカー/人狩り (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 23‐1))長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))一瞬の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)血の収穫 (創元推理文庫 130-1)ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯 (岩波文庫)ある映画監督―溝口健二と日本映画 (1976年) (岩波新書)*3ゴダール/映画史〈1〉ゴダール/映画史〈2〉リプリー (河出文庫)堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (岩波文庫)

仕事生活てなくてもけない
坊っちゃん (岩波文庫)日本文壇史1 開化期の人々 (講談社文芸文庫)日本文壇史2 新文学の創始者たち (講談社文芸文庫)日本文壇史3 悩める若人の群 (講談社文芸文庫)日本文壇史4 硯友社と一葉の時代 (講談社文芸文庫)日本文壇史5 詩人と革命家たち (講談社文芸文庫)日本文壇史6 明治思潮の転換期 (講談社文芸文庫)日本文壇史7 硯友社の時代終る (講談社文芸文庫)日本文壇史8 日露戦争の時代 (講談社文芸文庫)日本文壇史9 日露戦後の新文学 (講談社文芸文庫)日本文壇史10 新文学の群生期 (講談社文芸文庫)日本文壇史11 自然主義の勃興期 (講談社文芸文庫)日本文壇史12 自然主義の最盛期 (講談社文芸文庫)日本文壇史13頽唐派の人たち (講談社文芸文庫)日本文壇史14 反自然主義の人たち (講談社文芸文庫)日本文壇史15 近代劇運動の発足 (講談社文芸文庫)日本文壇史16 大逆事件前後 (講談社文芸文庫)日本文壇史17 転換点に立つ (講談社文芸文庫)日本文壇史(18) 明治末期の文壇 (講談社文芸文庫)日本文壇史19 白樺派の若人たち (講談社文芸文庫)日本文壇史20 漱石門下の文人たち (講談社文芸文庫)日本文壇史21 「新しき女」の群 (講談社文芸文庫)日本文壇史22 明治文壇の残照 (講談社文芸文庫)日本文壇史23 大正文学の擡頭 (講談社文芸文庫)日本文壇史24 明治人漱石の死 (講談社文芸文庫)日本文壇史総索引 (講談社文芸文庫)遠いリング (岩波現代文庫―社会)将棋一代 (1976年)緑雨警語 冨山房百科文庫 (41)耽溺・毒薬を飲む女 (講談社文芸文庫)東京の三十年 (岩波文庫)夫婦善哉 (新潮文庫)*4神の道化師・媒妁人 (講談社文芸文庫)大貧帳―内田百けん集成〈5〉   ちくま文庫司馬遷―史記の世界 (講談社文芸文庫)ガリレイの生涯 (1979年) (岩波文庫)

神経とにかくきろ 人生
ハムレット (岩波文庫)

ブリュレ

ブリュレ

重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫)高い城の男 (1965年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫)狂人日記 他二篇 (岩波文庫 赤 605-1)苦の世界 (岩波文庫)*5思い川・枯木のある風景・蔵の中 (講談社文芸文庫)機械―他九篇 (1952年) (岩波文庫)

家、その周囲めちゃダメ
ウィリアム・サローヤン〈1〉わが心高原におーい、救けてくれ! (ハヤカワ演劇文庫)*6黴 (岩波文庫)春泥・三の酉 (講談社文芸文庫)末枯/続末枯/露芝 (岩波文庫 緑 65-2)津軽 (岩波文庫)大陸の細道 (講談社文芸文庫)長春五馬路 (講談社文芸文庫)ソーントン・ワイルダー〈1〉わが町 (ハヤカワ演劇文庫)新編 啄木歌集 (岩波文庫 緑54-1)啄木詩集 (岩波文庫)かもめ (白水Uブックス―ベスト・オブ・チェーホフ)

おわりにどっちにいくか幸田露伴とか志賀直哉とか高見順のこと
努力論 (岩波文庫)雲の影・貧乏の説 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)暗夜行路〈前篇〉 (岩波文庫)暗夜行路〈後篇〉 (岩波文庫)小僧の神様・城の崎にて (新潮文庫)哀しき父 椎の若葉 (講談社文芸文庫)業苦・崖の下 (講談社文芸文庫)世の中へ・乳の匂い 加能作次郎作品集 (講談社文芸文庫)神経病時代/若き日 (岩波文庫 緑 69-1)年月のあしおと〈上〉 (講談社文芸文庫)続 年月のあしおと〈上〉 (講談社文芸文庫)年月のあしおと (下) (講談社文芸文庫)続 年月のあしおと〈下〉 (講談社文芸文庫)ゼーロン・淡雪 他十一篇 (岩波文庫)いやな感じ (1963年)

【仏文学:Ph.クローデル ル・クレジオ マンシェット ゾラ】 
【独文学:Th.マン ホフマンスタール
英米文学:V.ウルフ・ウォー・オンダーチェ】
チェコ文学:チャペック】
【伊文学:ダンテ】
ブロデックの報告書砂漠愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える (光文社古典新訳文庫)ジェルミナール
だまされた女/すげかえられた首 (光文社古典新訳文庫)ホフマンスタール詩集 (岩波文庫)
灯台へ/サルガッソーの広い海 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-1)
回想のブライズヘッド〈上〉 (岩波文庫)ディビザデロ通り
北欧の旅―カレル・チャペック旅行記コレクション (ちくま文庫)
神曲 煉獄篇 (河出文庫 タ 2-2)

【機械と記憶】
機械という名の詩神―メカニック・ミューズ (SUPモダン・クラシックス叢書)ミュージアムと記憶―知識の集積/展示の構造学

【吃水、水、小海、水晶を踏む女】

吃水都市

小海永二 翻訳選集 第1巻 アンリ・ミショー集I小海永二 翻訳選集 第2巻 アンリ・ミショー集II小海永二 翻訳選集 第3巻 ガルシーア・ロルカ集小海永二 翻訳選集 第4巻 アンドレ・バザン 映画とは何かI~IV小海永二 翻訳選集 第5巻 美の前衛たち小海永二 翻訳選集 第6巻 詩・文学、芸術論集

百けん先生 月を踏む (朝日文庫)水族 (Coffee Books)おはよう、水晶―おやすみ、水晶女の庭

【四方田本・里見トン伝の余白に江戸美人性愛批判〜文人たちのブックカフェとおやつと読書】

濃縮四方田―The Greatest Hits of Yomota Inuhiko美人作家は二度死ぬ里見〓(とん)伝―「馬鹿正直」の人生江戸幻想批判―「江戸の性愛」礼讃論を撃つカリスマ編集者の「読む技術」 (新書y)東京の文人たち (ちくま文庫)想い出のブックカフェ 巽孝之書評集成
作家のおやつ (コロナ・ブックス)

勝てる読書 (14歳の世渡り術)

わたしは、そうしたがつながっていく「星座」見立てます。ですから、連載時のタイトルは《見上げてみれば…――若い読者のための本の星座早見盤》でした。子供からベッドでがってんできた系統立ったなんかしてこなかった自分読書体験。なのに、不思議とつながっていった。つながって、わたしなりの星座ができていった。その一端紹介することで、14歳不安だらけでコンプレックスだらけだった自分「つながったよ」報告してやりたかったのです。*7

東京ブックナビ書店の選び抜きの基準には、え、ここ入ってないの? *8とか、う〜んと訝しむところもありますが、まあそれはそれ。それよりも、収録されたコラムはまあまあとして、「特別インタビュー」としてプロモーター康芳夫*9の話は面白いので、出版業界事情好きにはもってこいである。


【神仏日本人の政治の虚構の時代の思想家】

神仏たちの秘密―日本の面影の源流を解く (連塾方法日本 1)鶴見俊輔 (KAWADE道の手帖)増補 虚構の時代の果て (ちくま学芸文庫)政治の美学―権力と表象

【芸術=美術=技術】

小島一郎写真集成
絵画のように美しい調和のモノクロプリントが収められている。写真屋さんの子として生まれた小島一郎は、終始地元の青森を撮り続けた。その郷土愛が写真に漲るようで、彼の青森が出来上がっている。ただの青森ではない。
自然厳しい青森を、とても優しく写し撮っている。粒子の荒い田舎道も、露光時間を多くして白く飛ばした大気も、小島の視線をとおして等しく温かい情景になる。マリオ・ジャコメッリの写真ではないが、土地に馴染む写真家の眼、態度、才能が、対象をわがものとしている。*10

シュルレアリスムのアメリカ自伝と書簡 (岩波文庫)W・H・ヴァッケンローダー『芸術に関する幻想』デザインの原像―かたちの詩学〈2〉 (中公文庫)
プロジェクトとパッション西野嘉章『西洋美術書誌考』戸田ツトムエフェメラル デザインと陰影の美術史』タイポグラフィの変遷とデザイン西洋製本図鑑編集デザインの教科書 第3版 (日経デザイン別冊)


【世界人類の観光都市ドイツの散歩の迷宮博物館の庭】

ドイツ文化を担った女性たち―その活躍の軌跡散歩の文化学〈1〉ホモ・アンブランスの誕生 (思想・多島海シリーズ)散歩の文化学〈2〉東洋的都市経験の深層 (思想・多島海シリーズ)都市の創造力 (ヨーロッパの中世 2)フランスの庭 奇想のパラダイス (とんぼの本)世界の奇妙な博物館 (ちくま学芸文庫)観光人類学の挑戦 「新しい地球」の生き方 (講談社選書メチエ)エリアーデ 自身を語る 迷宮の試煉

【熱学のぐそ】

熱学思想の史的展開〈2〉熱とエントロピー (ちくま学芸文庫)

くう・ねる・のぐそ―自然に「愛」のお返しを物心つきし頃より現代社会に反発を覚えていた青年は、人里離れた野山ばかり歩いていた。その野山にも人間のゴミがもたらされ、人間(社会)嫌いにも拍車がかかった。しかし自分も人間である以上は、生きているだけで自然破壊を助長する存在であることを免れることは出来ない。自然を見つめるなか、彼はキノコの生長に目を奪われ、写真家を志し、キノコの滋養となる大地に思いをいたす。

偉そうに自然保護を叫んでいたころよりも、野糞に励むようになってからの方が、よっぽど親身になって林をいとおしんでいる自分を発見した。

農業家でない自分が自然保護のために何が出来るか。彼は思った、野糞にほかならない、と。野糞を滋養とした美しいキノコが口絵を飾っている。

かねてから臭い仲だとは思っていたが、やはりウンコとキノコは、切っても切れない関係だったのだ。

写真家になり、糞土師になる彼のウン命のはじまりである。
どんなコンディション(天気も体調も)でも、水洗便所は使うまい。そう心に決めて、自宅の庭はもちろん、野山、公園、都会の林などの自然の地を求めて、彼は東糞西走する。穴を掘って脱糞したさい、はじめは現代人の習慣にとらわれティッシュペーパーを少量使って後始末をし、ウンコと一緒に葬っていた。しかし後日掘り返してみると、糞のほうは糞失して土に返っているにもかかわらず、ティッシュは原形を留めていることを尻、紙ではなく、インド式の水や、草木の葉を使うようになる。尻を拭うにも涙ぐましい創意工夫がみられる。
屋外で、尻を丸出しにして、ウンコをひっぴり出す行為だけ取ってみても、季節との闘い、虫や動物との闘い、人との闘いは大変なご苦労だと思う。

夏場の蒸し暑い日など、たちまち何十匹ものカの大群に取り囲まれる。首や腕、さらに尻から太股にかけて肌が露出していては、必死に振り払おうとしても、わずか二本の手では到底勝ち目がない。とりわけ肛門周辺はウンコがあるので、うかつに手を出せない聖域だ。超特急でウンコをすませ、痒みが駆けずり回る尻に触ってみると、刺されて腫れ上がったところがさらに刺され、二段重ねに膨らんでいるのも、あちこちにある。これが尻一面に広がっている様子は、まるで大仏様の螺髪(ら・ほつ)頭だ。

その苦労の甲斐が、彼の付ける野糞率(便器を使わずに糞をする)の上昇に跳ね返ってくる。この御仁、35年間のほとんどを野糞して過ごし、糞の状態、立地などを記録する。健康管理と自然管理を両立させてしまう。もちろん、野糞の快楽に目覚めたものが果たせることであるのは言うまでもない。
最終的に自分が返したウンコの自然回帰の確認も怠らないあたり、糞土師たる所以、糞の始末を忘れないとはこのこと。出糞後の経過時間・時期によってどう土に返っていくか、形状匂いを確かめるエコロジストの徹底ぶりは堂に入っている。あっぱれだ。
書き方をちょっと真似てみたが、糞にまつわる駄洒落表現もさり気なく散見されて楽しいエッセイだ。意味あることに執着する変人奇人の本は大好きである。
巻末付録に袋とじのウンコの写真が載っている。見たくなければ、閉じたままにするがよろしい。見なくてもじゅうぶん〈野糞の効用〉に気づくはずだから。野糞が自然を変えることを検証した立派な科学本である。野糞の出来る庭や田舎の人がうらやましい、かも。


【よろけた拍子に貯金のできる人を見抜く小悪魔ジュセリーノのリストラ回復力は坐る力―もうご臨終の芥川賞の「原罪」を「探偵」する家郷の社会史全覧は煙たくなるほど意外な地元のきのこ建築の作られ方でわかるアメリマイクロソフト「超実践的」「読む技術」】

日本人の〈原罪〉 (講談社現代新書)

カリスマ編集者の「読む技術」 (新書y)

日本の家郷 (洋泉社MC新書)

きのこ文学大全 (平凡社新書)

芥川賞を取らなかった名作たち (朝日新書)幻のB級!大都映画がゆく (集英社新書 478F)ドイルとホームズを「探偵」する (日経プレミアシリーズ)地元学をはじめよう (岩波ジュニア新書)「超実践的」クルーズ入門―自分だけの旅を作りたい人へ (中公新書ラクレ)散歩でわかる経済学 (ヴィレッジブックス新書)北海道から沖縄県まで日本全国「ヨイショ」のツボ (祥伝社新書139)自然な建築 (岩波新書)平城京全史解読―正史・続日本紀が語る意外な史実 (学研新書)人を見抜く技術──20年間無敗、伝説の雀鬼の「人間観察力」 (講談社+α新書)回復力~失敗からの復活 (講談社現代新書)マイクロソフト戦記―世界標準の作られ方 (新潮新書)予言者ジュセリーノの疑惑デジタルネイティブ―次代を変える若者たちの肖像 (生活人新書)よろけた拍子に立ち上がれ!―島耕作になりそこなったオヤジのための人生論 (ソニー・マガジンズ新書)病院はもうご臨終です (ソフトバンク新書)創刊の社会史 (ちくま新書)歴代陸軍大将全覧 明治篇 (中公新書ラクレ)禁煙にすればするほど煙たくなるニッポン (扶桑社新書)坐る力 (文春新書)幕末下級武士のリストラ戦記 (文春新書)昭和史を動かしたアメリカ情報機関 (平凡社新書)小悪魔セックス (ベスト新書)貯金のできる人できない人~無理なく貯金体質になる方法~ (マイコミ新書)


【世界望郷旅行】

dankai (団塊) パンチ 2009年 02月号 [雑誌] 日本鉄道旅行地図帳 9号 関西2 ―全線・全駅・全廃線 (9) (新潮「旅」ムック)島秀雄の世界旅行 1936-1937


【柴田真夜中PLANTEDモンキーゲーテ

GOETHE (ゲーテ) 2009年 02月号 [雑誌]

モンキー ビジネス 2009 Winter vol.4 少年少女号

プランテッド #9 (毎日ムック)

季刊 真夜中 No.4 2009 Early Spring 特集:たのしや地図 Let's enjoy the map!

文藝 2009年 02月号 [雑誌]
アキバ通り魔事件をどう読むか!? (洋泉社MOOK)

*1:購入はこちらから。

*2:「その見解には同調しかねます」とKは、をふりながらった。「なぜといって、もしその見解うとなれば、門番ったことをすべて真実だとわなければなりません。ところが、そんなことがありえないということは、あなたご自身でくわしく論証されたではありませんか」
 「いや」とって、「すべてを真実だと必要はないのです。ただそれを必然だとえばよいのです」
 陰気くさいえですね」とKって、世界にされるわけだ」

*3:第一稿ができましてね。ところが、、このじゃれないってわけですね。大学たかもしれないけれども、浮世大学てないっていうんですよ。この、浮世大学てないようなじゃれませんよってね、ぱっとげたですよ、を」

*4:楢雄れつきく、近眼で、をさせても鈍臭子供だったが、ただるのがくて、しいった。

*5:「そうですね、」といったが、そのはとなりの山本にさえこえなかったにちがいなかった。すると、まえの鶴丸が、ふりかえって、
 メリーというのは『楽しく』です、」ときなでこたえた。
 「はあ、たのしく、」と山本はくりかえした。
 ゴー『ゆく』……」と鶴丸はいった。ラウンドは、さあ、ラウンドは(ランドじゃない、ラウンドですよ)ラウンド『まわる』ですな。……『たのしく、ゆく、まわる』です。

*6:ジョオニイ いったい、ぼくたちどこへこうっての、パパ
  ジョオニイの父 心配しなさんな、ジョオニイ。ただパパについてくればいいんだ。
  ジョオニイ がどうってことはないんだけど、パパぼかあかどこかにいとこがあるんだとうな。

*7:文芸作品の個別紹介や作品から作品への数珠つなぎ、テーマの分け方は面白かったが、本書を読んでみて、題名の〈勝てる〉といったことに、〈感服つかまつり候〉とは相成らなかった。まあはなから愚直にそう思って読んだわけではないのでいいけども。もっとも面白かったのが、「第1章 ガイド座」。トヨザキさんも高山宏好きなのがよく分かったし、本好きならではの書物の星座の広がりを、自分自身愉しむということも納得である。「第2章 キモメン座」「第3章 ケンカ上等!座」「第4章 江頭2:50座」「第5章 ご先祖供養座」と勢いづいていてよかったが、「第6章 呪怨座」が内容てんこ盛りのせいか、14歳の読者を忘れてしまうような書き方で、少々失速。最終「第12章 前を向いて歩こう座」に着地するのもいささか凡庸というか(最後が石田衣良というのが納得いかんなあ)、終わりよければ全て良しといかなかったが残念。でも読んで、自分の星座を新たに広げる、再度輝かせる良書の紹介もありがたいものではあった。

*8:南阿佐ヶ谷にある書原本店は入れとかなきゃならんだろう云々。

*9:

篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝 (河出文庫 た 24-1)

篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝 (河出文庫 た 24-1)

この本でも取り扱われているが、すごい黒幕である。

*10:余談ながら、間村俊一氏の装幀に相応しい角背の写真集である。青森で展覧会が行われているが、東京でも他の都市でも、是非やって欲しいものである。