2006-01-01から1年間の記事一覧

フェール・ル・ポン(橋渡し、あるいは先延ばし)?

東京大学駒場キャンパスで開催された、LACというシンポジウム(第6回を数えるらしい)を覗いた。議題は「新しい小説〈ヌーヴォーロマン〉から小説の未来へ」である。司会進行は野崎歓氏、そしてやはりジャン=フィリップ・トゥーサンの参加、そしてジャン・…

引っ越し、たい。

世田谷に住んではや8年になる、そろそろ居場所を移したいという気持にもなった。世田谷は交通の便はよいが、本屋さんが貧しく、三軒茶屋はTUTAYAしかなく、桜新町は中央図書館しかない。世田谷区なら下高井戸(赤堤)がよい。町に武蔵小山のような商店街か下…

鉄の道に鉄の女。私は「私」鉄である。

酒井順子の単行本『女子と鉄道』(光文社、本体価格1300円+税、ASIN: 4334975097)が出た。素敵な装丁でつい、買ってしまう。鉄の道は女にもあるというのは寡聞にして聞かないが、ゆる〜い鉄道好きというのが鉄の女の生きる道(?)なのだそうだ。その意味…

はてな・デビュタン

ブログの記法がよくわからないけれど、『ユリイカ 特集*ブログ作法』(2005.4、青土社、ISBN4-7917-0132-1、本体価格1300円+税)を今頃手にし談義を読んでいたら、何だか<はてな>がやりたくなったので、登録してみました。これからいろんな本や街(街歩…

古き良き仏語参考書

今月、白水社から伊吹武彦編『フランス語解釈法』(本体価格3400円+税、ISBN4-560-00337-8)が復刊された。これは1957年に刊行された《フランス語学文庫 Le francais vivant》というコレクションの一冊「解釈法」(12巻目)をリニューアルしたものである。…

ざっと見新刊

僕はだいたい、本屋さんの店頭か、本屋さんで配っている出版社のPR紙に目を配り、新刊関係で気になったものを購入したりしている。会社のある早稲田近辺では、あゆみブックス早稲田店さんのおかげで、新刊の目配りが出来る。気になったものだけ挙げる。 季刊…

『純愛百選』(仮題)制作進行中

日本の近現代の文学作品から、「純愛」を鍵語に集めた作品のアンソロジー的な*1本『純愛百選』*2を今年中の刊行(早くて11月中)に向け、歩を進めている。編者はご存知、芳川泰久先生。著者は芳川先生をはじめとした数名が執筆担当するため、内容形式ともに…

文芸誌雑感

積ん読ばかりでまともに読めない鬱々とした日々が続くも、書店やウラゲツ☆ブログなどで、新刊チェックだけはどうにもやめられない。月刊の文芸誌も毎月一冊くらいは購入して目を通すことにしている。とはいえ、掲載された全作品を読み通すことはこれまた、か…