2010-01-01から1年間の記事一覧

11月より〈BDコレクション〉刊行開始です。

11月より(店頭発売日未定)、国書刊行会から、フランス・コミックであるBD[ベーデー/ベデ、「バンドデシネ (Bande Dessinée)」の略、描かれた帯が原義]の本邦初の叢書、〈BDコレクション〉が刊行されます(全三巻)。右写真、本コレクションのロゴマー…

東横線のにくいCM

振付とメロディ(「噛むとフニャンニャンニャンニャニャン〜♪」でお馴染み)がコミカルなロッテガムFit'sのCMの出来映えは見事で、フニャンニャンと柔らかい新触感だけではなく、40分も味が長続きするということを、電車の乗車時間で計測したという設定で、…

ある評論家の『心変わり』考

熊倉千之*1という評論家が、USTREAMで、『心変わり』を述べていた。http://www.ustream.tv/recorded/4065543 公開講座など、どこかの大学での一コマだろうか。江藤淳が酷評したという倉橋由美子『暗い旅』*2について少し触れていたようなので、栗原裕一郎氏…

若かりし日の小説家ビュトール

ina.frに〈Michel Butor à propos de "La Modification"〉という動画があった。La Modificationを刊行してまもなくのインタビューである。

専門家と好事家

10:33 荻原魚雷氏『活字と自活』(本の雑誌社)*1を読んでいる。すっきりとした文章からほの見える文士の気構えが快い。活字というだけあって、組版の工夫(フォント、見出し、写真の使い方など)も昔の雑誌風になされている。真っ直ぐないい本だ。 # 10:40 …

17:20 @gratia52 自分も追いつけないですね。いちいち言葉にしてツイートしてられません。 # Automatically shipped by LoudTwitter

北野武監督「アウトレイジ」パンフレット

間もなく公開(2010.6.12)の映画、北野武監督作品『アウトレイジ』のパンフレット制作編集をお手伝いしました。ヴァイオレンスだけどユーモラスな作品。鈴木慶一の音楽もかっこいいです。

本を読むように考えること

04:05 時間がなくても人は本を読む時間を持てる。というのは、人は勝手に自分でこしらえた本を読むように考えているからだ。本を読みたいということは、人の本=思索を辿りたいということであり、コミュニケーションの創発を期待しているところがある。ただ…

lecture de La Modification de Michel Butor

Michel Butorの小説、La Modification*1の朗読模様。音響・映像を駆使するとどうしても、現代音楽のように空々しく*2、大袈裟な調子になってしまうのだが、ビュトールの冗長的な文章のリズム、読んでいる感じを出そうとすると、たしかにこんなイメージになっ…

人間的時間

04:01 眠いのだが、まだやることがあるから眠くない、そうも言える。やることがなければ、人は自然に寝る。相手あっての仕事なので、一気にやらなくてはいけないときがどうしても来る。ゆっくりじっくり読みたい本、考えごとに、風景が、瞬間に浮かぶ。こう…

ジュール・ヴェルヌが描いた横浜

ジュール・ヴェルヌが描いた横浜―「八十日間世界一周」の世界 (慶應義塾大学教養研究センター選書)作者: 新島進出版社/メーカー: 慶應義塾大学教養研究センター発売日: 2010/04/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (3件) を見る 日本ジュ…

住まいを移すこと、あるくこと

町田から荻窪への引越が無事、引越のサカイによって、難なく完了した。サカイ、さすがはプロで、一挙に本の入った段ボール二箱を抱えて、機敏に動く。休憩は10分程度の一回のみで、手際の良さに驚く。人数はたったの3人ながら、素晴らしい機動力であった。 …

本のメルマガ推薦文、書きました。

追記。先日のブログでもふれた通り、新刊の岸川真著『だれでも書けるシナリオ教室』(芸術新聞社)の宣伝文(「シナリオは「だれでも書ける」は本当である」──『だれでも書けるシナリオ教室』を編集し終えて──)を、[本]のメルマガ*1に書きました。http://…

『だれでも書けるシナリオ教室』イベント告知など

来る5月7日、新刊『だれでも書けるシナリオ教室』(芸術新聞社)トークショーを行います。先にも『フリーの教科書』でやりました、三省堂書店神保町本店さまです。amazonでも一時、映画本部門1位になるなど*1、何の宣伝もなしにぐぐっと出足好調、話題沸騰の…

だれでも書けるシナリオ教室

4月7日に、岸川真著『だれでも書けるシナリオ教室』(1850円+税*1、ISBN:9784875861898)が芸術新聞社から出ます。amazonでもどうぞ。だれでも書けるシナリオ教室作者: 岸川真出版社/メーカー: 芸術新聞社発売日: 2010/04/10メディア: 単行本(ソフトカバー…

『ストリート・ウォッチング』

『ストリートウォッチング』という本の仕上げを担当したのですが、著者みずからデータで作ってきたのですが、写真・イラスト保存形式も荒く、データから何からかなり修正。内容もつっこみどころ満載、ではありますが、まあカワイイ本に仕上がっているのでは…

『人間になるための芸術と技術―ヒューマニティーズからのアプローチ』〜人文学のありかたについて本気で考える本

新聞だか雑誌だかでの小さな前評判と、題名から察するに間違いなく面白そうだと思い、購入。 これがメチャクチャに面白い! 日本の人文学の来し方行く末を真剣に考察している。時間がないのでひとまず観想は措くが、大学の人文学のありかたはもちろん、人文…

2010年、本の買い初め

謹賀新年。 今年はどんな本が作れるか。環境が変わることで、作りたい本作る本も変わることでしょう。 先に、荒川洋治さんがラジオで話していた本の買い初め。一冊だけすっきり選べると気持良いのだけど、 例のごとく、気になる数冊を一気に買ってしまいまし…