「シネリテラシー」創刊

urotanken2009-09-02



著者さんとの付き合いで、「シネリテラシー」という機関誌第一号を、今月半ばに出します。少部数ゆえ、ご購入希望の方は版元ドットコムにて。なお、第15回 KAWASAKIしんゆり映画祭2009の会場でも販売いたします。


――映画は世界市民へのパスポート…………004

アジア・映画・教育、それぞれの肖像――1
日中韓合作映画「三つの港の物語」について | 佐藤忠男…………006


シネリテラシー教授法――オーストラリアの挑戦 | 千葉茂樹…………012

2008年10月26日 豪日学生映画フォーラム(要約)…………024

映画制作は最高の教育である | 武重邦夫…………026

ジュニア映画制作ワークショップの果たす意味とは何か | 橋本信一…………029

第9回ジュニア映画制作ワークショップ――その進行と特徴 | 浜口文幸…………033

教育における映画の可能性 | 安岡卓治…………037

KAWASAKIしんゆり映画祭・ジュニア映画制作ワークショップの取り組み | 佐野亨…………040

地域映画と映像教育の文化史――1
藤川治水と熊本映画サークル運動 | 佐野亨…………044


つくばにおけるシネマワークショップの取り組み――1 | 西岡貞一…………048

フツーの高校生のための映画製作授業 | 中山周治…………050

シネリテラシー 失敗力を鍛える映画制作の授業――ドキュメンタリー映画の場合 | 中山周治…………056

企業人としての参加! 映画制作授業にハマって | 長尾国満…………069


僕たちの映画、シネコンで上映されたよ!――川崎市川中島小学校5年生の取り組み | 広岡真生…………071

教育普及活動と映像教育の狭間で――1 | 昼間行雄…………074

人間発見の道程――映画学校の卒業制作 | 小桜拓也…………076

映画/教育批判序説――1 | 岸川真…………080

シネマテークと映像教育の可能性――東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員・岡田秀則氏に訊く…………082

アニメの来た道――1
恐竜の20世紀――ガーティからベイリーンまで | おかだえみこ…………088


吉備びと | 小野民樹…………096

日本映画学校*1監修。


ひと月無しの急ピッチ、低予算で作った割には、ましな出来か、な?*2


これから、さらに多彩な執筆陣が増える予定。圧巻は小野民樹さん*3の寄稿された長文の「吉備びと」*4

無知な私も映画人の世界を少しづつ垣間見ることが出来、ありがたいことである。伝道師の良し悪しで、未知の世界は拓けてゆく。

*1:今村昌平監督が創立した映画学校。川崎市新百合ヶ丘にあります。

*2:マットスミののり方にむらがあり、印刷所のへぼさがイヤになるが、勝手に選べないので、やむなく。

*3:岩波書店の名編集者。岩波現代文庫の創刊者。

*4:当巻のなかでかなり異質だが面白い読み物。