あるくかい日記予告

urotanken2007-03-24




あるくかいという会合を学生時代から始めてかれこれ8年。漫然と街々をあるく。活動といえばたったそれだけ。町をぶらぶらすることが何よりも好きな自分は、講義をサボっては独りでせっせと歩いていた。あるくにも理由がある。名所旧跡寺社めぐり、食いあるき、お店めぐり云々。目的がこのように定かでなくとも、ひとはただただあるきたい気分(漂泊の思いに誘われて)につき動かされてあるいてしまうことがある。まずはあるく、徒然にあるく。目的道標など後からついてこればよい(なくともかまわない)。無為のたのしみやわからなさを他人はどのように受けとめているかが気になって、周りの人をせっついては一緒にあるき、現在にいたっている(今も活動は継続中である*1。会合も50回を重ねたと思う)。
もともと幼少を首都圏で過ごしたぼくは、中学の終わりから三重県という田舎の地に引越すこととなり、「街」を練り歩く楽しみはしばらくお預けとなった(そんなこともあって、大学に通うという名目で上京を果たし、あれこれ街を消費してきた)。東京へ来て10年になるが、いまだあるくことの意味も魅力も判然としないままである。このわからなさを街々にこめて綴っていこうと思っている。あるくかい日記はそんな不埒で表層的な駄文になることだろう。

*1:ソーシャルネットワークサービスmixi内にも「あるくかい」コミュニティがある。