2008.3(既刊未刊含む)

urotanken2008-03-23



【文学・評論】



寺山修司未発表歌集 月蝕書簡

寺山修司未発表歌集 月蝕書簡

コンポジット氏四十年

コンポジット氏四十年

中原昌也 作業日誌 2004→2007

中原昌也 作業日誌 2004→2007

村上春樹スタディーズ2005‐2007

村上春樹スタディーズ2005‐2007

モスクワの声

モスクワの声

ランジェ公爵夫人

ランジェ公爵夫人

パリの詐欺師たち

パリの詐欺師たち

百年の誤読 海外文学編

百年の誤読 海外文学編

山猫 (岩波文庫)

山猫 (岩波文庫)

オンディーヌ (光文社古典新訳文庫)

オンディーヌ (光文社古典新訳文庫)

狂気の愛 (光文社古典新訳文庫)

狂気の愛 (光文社古典新訳文庫)

萌える日本文学

萌える日本文学

他者という試練―ロマン主義ドイツの文化と翻訳

他者という試練―ロマン主義ドイツの文化と翻訳


芝生の復讐 (新潮文庫)

芝生の復讐 (新潮文庫)

クラッシュ (創元SF文庫)

クラッシュ (創元SF文庫)

ブエノスアイレスの熱情―ホルヘ・ルイス・ボルヘス初期詩集成1923‐1929

ブエノスアイレスの熱情―ホルヘ・ルイス・ボルヘス初期詩集成1923‐1929

エヴァ・トラウト (ボウエン・コレクション)

エヴァ・トラウト (ボウエン・コレクション)

砂漠論 ヨーロッパ文明の彼方へ (流動する人文学)

砂漠論 ヨーロッパ文明の彼方へ (流動する人文学)


「場所」の詩学―環境文学とは何か

「場所」の詩学―環境文学とは何か

本の本―書評集1994‐2007

本の本―書評集1994‐2007


リアリズムの擁護 近現代文学論集

リアリズムの擁護 近現代文学論集

恋愛の昭和史 (文春文庫)

恋愛の昭和史 (文春文庫)






【エッセー】





言葉のミルフィーユ

言葉のミルフィーユ


だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ

だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ

ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008

ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008

ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。

ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。


女子の古本屋

女子の古本屋





【哲学・思想・社会・歴史・芸術】


小林秀雄 近代日本の発見 (再発見 日本の哲学)

小林秀雄 近代日本の発見 (再発見 日本の哲学)

穴と境界―存在論的探究 (現代哲学への招待)

穴と境界―存在論的探究 (現代哲学への招待)

条件なき大学―附:西山雄二「ジャック・デリダと教育」

条件なき大学―附:西山雄二「ジャック・デリダと教育」

「公共性」論

「公共性」論

スタンツェ―西洋文化における言葉とイメージ (ちくま学芸文庫)

スタンツェ―西洋文化における言葉とイメージ (ちくま学芸文庫)

戦争の経済学

戦争の経済学

「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム

「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム

ポスト・ユートピアの人類学

ポスト・ユートピアの人類学

大谷能生のフランス革命

大谷能生のフランス革命

グレン・グールド―神秘の探訪

グレン・グールド―神秘の探訪

マンガを読む。

マンガを読む。

ミニマル・ミュージック 増補新版―その展開と思考

ミニマル・ミュージック 増補新版―その展開と思考



言葉を撮る―デリダ/映画/自伝

言葉を撮る―デリダ/映画/自伝



映像身体論

映像身体論

マクルーハンの光景 メディア論がみえる [理想の教室]

マクルーハンの光景 メディア論がみえる [理想の教室]

ポケットは80年代がいっぱい

ポケットは80年代がいっぱい

工作舎の雑誌「遊」の黄金時代である80年代前半、香山リカはその熱烈な愛読者だったことはよく知られている。毎号の感想ハガキを編集部に送っていた(浅田彰もそのひとりだった)ことがきっかけで、医大入学で上京してほどなく、工作舎連中(マル工、たとえば本書も担当しているブックデザイナーの祖父江慎など)とつき合うようになり、自販機雑誌「HEAVEN」の編集に携わっていくパワフルな青春時代が語られている(カリスマ的な存在だったという伝説のひと山崎春美に勝手につけられたペンネームが「香山リカ」だったというのは知らなかった)。医大生でよくもこんな自由を謳歌し得たものだ。

香山リカの青春はあくまで80年代前半のことであり、85年のブラザ合意からバブル景気が席巻していく85年以降とは一線を画す時期であったと香山はいう。企業メセナともあまり関係のない80年代前半は、「高踏」趣味の連中がそれぞれ勝手に小さな輪をつくり、みずから最先端にいると錯誤し、「排他的」であるからこそ内輪で戯れ続けることのできた幸福な時代だったと結んでいる。

原宏之の『バブル文化論』、宮沢章夫の「地下文化論」、村田晃嗣の『プレイバック・1980年代』のどれにも実感が持てないと香山は述懐するが、バブルを大人として経験していない者からすると、香山の本書〈80年代プレブラザ論〉は異色に思え、興味深かった(「ポストブラザ」が80年代の印象として強い。景気に左右されない80年代前半という括りでよいものかどうかは甚だ疑問だ)。いずれにしても、80年代という徒党の時代はまだまだ現代にしこりを残していることは確かなようである。
バブル文化論―“ポスト戦後”としての一九八〇年代東京大学「80年代地下文化論」講義プレイバック1980年代 (文春新書)

ハイスクール1968 (新潮文庫)

ハイスクール1968 (新潮文庫)

ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)

ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)

若林奮 犬になった彫刻家

若林奮 犬になった彫刻家

芸術家とデザイナー

芸術家とデザイナー




教育とはなんだ (ちくま文庫)

教育とはなんだ (ちくま文庫)



世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい (ちくま文庫)

世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい (ちくま文庫)



コーヒーに憑かれた男たち (中公文庫)

コーヒーに憑かれた男たち (中公文庫)



松井冬子 一 MATSUI FUYUKO I

松井冬子 一 MATSUI FUYUKO I

はたらきたい。

はたらきたい。



【新書】



女は何を欲望するか? (角川oneテーマ21)

女は何を欲望するか? (角川oneテーマ21)

ニーチェ―ツァラトゥストラの謎 (中公新書)

ニーチェ―ツァラトゥストラの謎 (中公新書)





都市計画の世界史 (講談社現代新書)

都市計画の世界史 (講談社現代新書)



あなたにも解ける東大数学 (PHP新書)

あなたにも解ける東大数学 (PHP新書)

漢字は日本語である (新潮新書)

漢字は日本語である (新潮新書)

鉄道地図は謎だらけ (光文社新書)

鉄道地図は謎だらけ (光文社新書)

シャネル 最強ブランドの秘密 (朝日新書)

シャネル 最強ブランドの秘密 (朝日新書)

隠居宣言 (平凡社新書)

隠居宣言 (平凡社新書)

47都道府県の名門高校―藩校・一中・受験校の系譜と人脈 (平凡社新書)

47都道府県の名門高校―藩校・一中・受験校の系譜と人脈 (平凡社新書)






【科学】



力学・場の理論―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)

力学・場の理論―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)






【東京・風俗・環境・その他】




TOKYO 0円ハウス0円生活

TOKYO 0円ハウス0円生活

東京風景史の人々 (中公文庫)

東京風景史の人々 (中公文庫)

東京ディープ散歩

東京ディープ散歩

ベル・エポックの百貨店カタログ―パリ1900年の身装文化

ベル・エポックの百貨店カタログ―パリ1900年の身装文化

本棚三昧

本棚三昧

本棚本 がこのところ続々刊行されている。人の書斎、しかも作家や著名人の書斎や本棚をついつい覗き、人となりのこだわりをそこに発見したくなるのも人情というもの。昔は(今もか)「男の隠れ家」という渋好みの雑誌でちょいちょい紹介されてたっけ。それはそうと、この本なかなか面だしならぬ背だしの写真が満載で、古本屋にいるようでなかなか楽しい。個人的には、ぼろっぼろの本を収納している祖父江慎氏の棚が興味深かった*1
本棚書斎の達人頭のよい子が育つ本棚

団地の見究

団地の見究

サウンドスケープの詩学 フィールド篇

サウンドスケープの詩学 フィールド篇





【雑誌】





早稲田文学1

早稲田文学1

発行の版元が太田出版に変わった。芳川氏がクロード・シモン『農耕詩』の翻訳を開始! 勢力的になってきて楽しみである。


WB  WASEDA bungaku FreePapaer vol.012_2008_spring

こちらフリーペーパーでもロブ=グリエ追悼として蓮實重彦の文章が掲載。


 「エクス・ポ」2号

スペシャル・フィーチャー にせんねんもんだい
岡田利規チェルフィッチュ)×矢内原美邦(ニブロール
万田邦敏(映画『接吻』)
佐々木敦 「『絶対安全文芸批評』刊行記念、冬休み読書日記」

●新連載
栗原裕一郎「天然無添加論壇時評ロハス
西島大介西島大介の裏マンガっち

●連載
古川日出男異種格闘技連続対談フルカワヒデオプラス」第2回:黒田育世
吉田アミ雨宮まみ「アミ&まみのお悩み相談室」
中原昌也「親指王子ケイ勺イ日記2」
松江哲明あんにょん由美香
鈴木謙介「うろ覚えの"J"ポップ時評」
福永信福永信の、この常設がすごい!」「福永信の、この饒舌がすごい!」
冨田明宏「アニソン〈裏〉入門」
大谷能生「さよならの言い忘れ」
青山真治「3弦と4弦の間にバスタムを」
生西康典「中心の行方」第2回:角田俊也
藤井仁子「また歌うために」
豊崎由美×仲俣暁生×佐々木敦「プロフェッショナル読者論」

●連載小説
円城塔「後藤さんのこと」
荻田洋文「¥OUR VOICE」
冨永昌敬シャーリー・テンプル・ジャポン・パート7」

●連載マンガ
スズキロク「アンドハニー」
宇波拓/泉智也「猿の手




役立つ新書が3分でわかる本

役立つ新書が3分でわかる本



論座 2008年 03月号 [雑誌]

論座 2008年 03月号 [雑誌]

3月号の特集は「ポスト・ロストジェネレーション」(ロスジェネ世代としては気になりました)、4月号の特集は「「理想の書評」を求めて」。なかなかよい企画を「論座」は組んでくる。特集次第で(特集のみで)買っているところもある。

表象02 ポストヒューマン
表象文化論学会編 月曜社 4.10


「共同討議:ポストヒューマニズムの余白に――リダンダンシーハビトゥス、偶発性」の内容が気になるところ。

このメモ帳でやせる 「いつまでもデブと思うなよ」実践ガイド 2008年 04月号 [雑誌]

このメモ帳でやせる 「いつまでもデブと思うなよ」実践ガイド 2008年 04月号 [雑誌]

散歩の達人 2008年 03月号 [雑誌]

散歩の達人 2008年 03月号 [雑誌]

散歩の達人 2008年 04月号 [雑誌]

散歩の達人 2008年 04月号 [雑誌]

東京人 2008年 03月号 [雑誌]

東京人 2008年 03月号 [雑誌]

東京人 2008年 04月号 [雑誌]

東京人 2008年 04月号 [雑誌]

*1:本人曰く、同じ本の違う年度版をたくさん所蔵しているらしい。