lecture de La Modification de Michel Butor



Michel Butorの小説、La Modification*1の朗読模様。

音響・映像を駆使するとどうしても、現代音楽のように空々しく*2、大袈裟な調子になってしまうのだが、ビュトールの冗長的な文章のリズム、読んでいる感じを出そうとすると、たしかにこんなイメージになってしまうだろう。*3まあ当たっている。
イメージサウンドはそれこそ、鉄道の走行音などを重ねるだけでいいと思うが、観客にしてみれば、退屈でとてもたまらないだろう。

*1:La Modification (Minuit

*2:Liege a Parisリエージュ-パリ間の鉄道の旅。アンリ・プスールがまさにこれを地でいっている。

*3:スティーヴ・ライヒの『DIFFERENT TRAINS』を重ねる御仁もいらっしゃる。乗っているという状況の持続と進行の反復は単純に心地がよい現象である。