20世紀世界文学全集

河出書房新社創業120周年記念として、池澤夏樹=個人編集の〈世界文学全集〉全24巻が刊行されるそうだ。 2007年11月〜2009年12月に刊行予定だと…う〜ん初訳、新訳も結構あるなぁ、全巻買うかどうか。それが問題だ。2~3000円台でさほど高くはないしなあ。第一…

文学の新刊本を出しました。

『日本文学にみる純愛百選ーzero degree of 110 love sentences』という本を出しました。芳川泰久さん監著、執筆者多数でなかなか多様な「純愛」へのアプローチが愉しめる一冊だと思います。値段もお手頃では?*1日本文学にみる純愛百選 zero degree of 110 …

都市を使用する権利

東浩紀・北田暁大著『東京から考えるー格差・郊外・ナショナリズム』(NHKブックス、本体価格1160円+税、ISBN978-4-14-091074-0)はポスト・バブル世代(1971年生れ)の二人の論者(この二人がともに東京「郊外」の出身者であり、<郊外から考える>東京論…

鉄の道に鉄の女。私は「私」鉄である。

酒井順子の単行本『女子と鉄道』(光文社、本体価格1300円+税、ASIN: 4334975097)が出た。素敵な装丁でつい、買ってしまう。鉄の道は女にもあるというのは寡聞にして聞かないが、ゆる〜い鉄道好きというのが鉄の女の生きる道(?)なのだそうだ。その意味…

古き良き仏語参考書

今月、白水社から伊吹武彦編『フランス語解釈法』(本体価格3400円+税、ISBN4-560-00337-8)が復刊された。これは1957年に刊行された《フランス語学文庫 Le francais vivant》というコレクションの一冊「解釈法」(12巻目)をリニューアルしたものである。…

ざっと見新刊

僕はだいたい、本屋さんの店頭か、本屋さんで配っている出版社のPR紙に目を配り、新刊関係で気になったものを購入したりしている。会社のある早稲田近辺では、あゆみブックス早稲田店さんのおかげで、新刊の目配りが出来る。気になったものだけ挙げる。 季刊…

文芸誌雑感

積ん読ばかりでまともに読めない鬱々とした日々が続くも、書店やウラゲツ☆ブログなどで、新刊チェックだけはどうにもやめられない。月刊の文芸誌も毎月一冊くらいは購入して目を通すことにしている。とはいえ、掲載された全作品を読み通すことはこれまた、か…